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POSレジで実践する「ABC分析」|不良在庫を見極める3つの指標

ABC分析とは?POSレジで商品管理に活かせる考え方

ABC分析の基本は商品を重要度ごとに分けること

ABC分析とは、商品ごとの実績をもとに、経営への影響が大きい順にA・B・Cへ分ける考え方です。すべての商品を同じ重みで見るのではなく、どの商品を優先して管理すべきかを整理するために使われます。

POSレジがあれば、商品別の売上や販売数を確認しやすく、分類の土台をつくれます。感覚だけで売れ筋や不振商品を判断するのではなく、数字をもとに優先順位を決められる点が大きな利点です。

POSレジのデータとABC分析が相性のよい理由

POSレジには、日々の会計情報が商品単位で蓄積されています。そのため、売上金額だけでなく、販売数や商品ごとの動きも見やすく、現場の実態に即した分析を行いやすいのが特徴です。

表計算に手入力でまとめ直さなくても、まずはPOSレジ上の集計を確認するだけで傾向をつかめます。分析のハードルが下がることで、忙しいオーナーでも継続しやすくなります。

不良在庫対策でABC分析が注目される背景

不良在庫は、売れ残りそのものだけでなく、保管コストや廃棄ロスにもつながります。特に、仕入れ量の判断を感覚に頼っていると、気づかないうちに動かない商品を抱え続けることがあります。

ABC分析を使えば、売れている商品と売れていない商品を分けて考えられるため、在庫の偏りに早く気づけます。売上だけでは見えにくい問題も、分類によって整理しやすくなります。

なぜ売上だけでは足りないのか?3つの指標で見るべき理由

売上だけで判断すると見落としが生まれる

売上が高い商品は、一見すると店舗に貢献しているように見えます。しかし、単価が高いだけで販売数が少ない場合や、原価が高く利益が残っていない場合もあり、売上だけでは本当の価値を判断できません

数字を見るときに売上だけを追うと、残すべき商品と見直すべき商品を取り違えることがあります。判断を誤らないためには、別の角度からも商品を確認することが重要です。

利益で見ると本当に残すべき商品が見えてくる

利益の視点を入れると、売上は目立たなくても店舗にしっかり貢献している商品が見えてきます。反対に、よく売れていても利益率が低ければ、思ったほど経営に寄与していないこともあります。

メニュー改定や商品構成を考えるときは、売れているかどうかだけでなく、どれだけ利益を生んでいるかを見ることが欠かせません。利益軸は、見直しの優先順位を整える基準になります。

販売数を見ると定番商品と回転率が把握しやすい

販売数は、実際にどれだけ選ばれているかを知るための指標です。単価が低くても販売数が多い商品は、来店客に支持されている定番であり、回転率の高い重要商品である可能性があります。

また、販売数が極端に少ない商品は、在庫負担やオペレーション負担につながりやすくなります。売上や利益とあわせて見ることで、現場感覚に近い判断がしやすくなります。

POSレジでABC分析を行う具体的な手順

まずは商品ごとの売上・利益・販売数を一覧にする

最初に行うのは、POSレジから商品別の売上・利益・販売数を確認し、一覧で見られる状態にすることです。期間は1か月や1四半期など、一定の基準でそろえると比較しやすくなります。

このとき、商品名の表記揺れや期間のばらつきがあると判断しにくくなるため、集計条件はできるだけ統一します。まずは全体を同じ土俵に乗せることが、分析の第一歩です。

指標ごとに並べ替えて構成比の高い順に確認する

一覧ができたら、売上・利益・販売数ごとに並べ替え、上位から順に確認します。重要なのは単純な順位だけでなく、全体の中でどれだけ比率を占めているかを見て、影響の大きい商品群を把握することです。

たとえば上位商品に数字が集中していれば、店舗の売上構造は一部の商品に支えられていると考えられます。偏りがわかると、強化すべき商品とリスクのある状態が見えてきます。

A・B・Cランクの基準を決めて商品を分類する

次に、各指標についてA・B・Cの区分を決めて商品を分類します。細かな基準は店舗ごとに異なりますが、まずは上位群・中間群・下位群に分ける考え方で十分です。

厳密な式にこだわりすぎるよりも、まず傾向をつかめる形にすることが大切です。最初は大まかでも分類してみることで、店舗の商品構成にどのような偏りがあるかがつかめます。

3つの指標を見比べてズレのある商品を洗い出す

ABC分析で特に役立つのは、売上・利益・販売数の結果を並べて見比べることです。たとえば売上は高いのに利益では低い商品、販売数は多いのに売上では目立たない商品など、ズレのある商品に改善のヒントがあります。

このズレを見つけることで、単なる集計で終わらず、価格設定や仕入れ、見せ方の見直しにつなげられます。数字の違いは、現場の課題を教えてくれる材料になります。

A・B・Cランクの商品をどう判断するか

Aランク商品は欠品防止と強化対象として扱う

Aランク商品は、売上・利益・販売数のいずれかで大きく貢献している主力商品です。こうした商品は、欠品や提供ミスが起きるだけで機会損失が大きいため、優先して安定供給を守る必要があります。

あわせて、販促や見せ方の強化を検討することで、さらに成果を伸ばせる可能性があります。Aランクは現状維持ではなく、店舗の強みとして育てる視点で見ることが重要です。

Bランク商品は育成候補として改善の余地を探る

Bランク商品は、すぐに外すべきでも、放置すべきでもない中間層です。見せ方や価格、セット提案などを少し変えるだけで伸びることも多く、改善余地のある商品群として扱うと効果的です。

特に、利益は高いのに販売数が少ない商品は、訴求不足の可能性があります。Bランクは、次のAランク候補として具体的な打ち手を考える対象になります。

Cランク商品は縮小・入替・終売の判断材料にする

Cランク商品は、優先度が低く、在庫や運用の負担になっている可能性がある商品です。ただし、すぐに全てをやめるのではなく、なぜ低調なのかを整理したうえで、縮小・入替・終売を検討することが大切です。

たとえば季節要因や特定客向けの役割がある商品なら、単純に不要とは言い切れません。それでも、長く改善が見られない商品は、見直し対象として優先順位を上げるべきです。

ABC分析をメニュー改定や仕入れ調整につなげる実例

売上は高いが利益が低い商品を見直すケース

売上ランキングでは上位でも、利益ランキングでは低い商品は注意が必要です。こうした商品は人気があっても収益に結びつきにくいため、価格や原価の見直しが必要になることがあります。

たとえば提供方法を変えて原価を抑える、セット内容を調整するなどの工夫が考えられます。売れているからそのままでよいと判断せず、中身まで見直すことが重要です。

販売数が少なく在庫負担が大きい商品を整理するケース

販売数が少ない商品は、仕入れた食材や在庫が動かず、ロスの原因になりやすくなります。特に保管期間が限られる商材では、少数しか出ない商品を持ち続ける負担は小さくありません。

このような場合は、仕入れ頻度を下げる、共通食材に寄せる、思い切って商品を入れ替えるといった判断につなげやすくなります。ABC分析は、在庫整理の根拠づくりにも役立ちます。

Bランク商品を販促や配置変更で伸ばすケース

Bランク商品は、あと一歩で主力になれる可能性があります。メニュー表での掲載位置、店内でのおすすめ表示、スタッフからの声かけなどを工夫すると、選ばれる機会を増やせる場合があります。

すでに一定の実績がある商品に施策を打つほうが、まったく動かない商品を無理に伸ばすより効果が出やすいこともあります。Bランクは、改善施策の反応を見る対象としても扱いやすい層です。

ABC分析を継続して活かすための運用ポイント

月1回など無理のない頻度で見直す

ABC分析は、一度だけ行って終わりではなく、定期的に見直すことで意味が出ます。ただし、毎日細かく追いすぎると負担になるため、まずは月1回など続けやすい頻度から始めるのが現実的です。

一定の間隔で確認することで、売れ筋の変化や在庫の偏りに早めに気づけます。継続のポイントは、完璧さよりも習慣化しやすい形にすることです。

季節変動やキャンペーンの影響を切り分けて考える

数字を見るときは、その期間特有の要因も考慮する必要があります。季節限定商品やキャンペーンの影響が強い時期は、通常時の数字と同じ感覚で判断すると、実態を読み違えることがあります。

そのため、前月比較だけでなく、同じ季節との比較や施策実施前後の変化もあわせて見ると精度が高まります。単月の数字だけで結論を急がないことが大切です。

数字だけでなく現場の声と合わせて判断する

ABC分析は有効ですが、数字だけですべてを決めると現場に合わない判断になることもあります。たとえば常連客に支持される商品や、客単価を上げる役割の商品などは、数値以外の価値も持っています。

そのため、スタッフの実感やお客様の反応もあわせて確認することで、より納得感のある判断ができます。数字を軸にしつつ、現場感覚で補うことが実践では欠かせません。

POSレジのABC分析で不良在庫を減らし、利益改善につなげよう

3つの指標で見ることで判断の精度が上がる

POSレジのデータを使ったABC分析では、売上だけでなく利益と販売数も見ることで、商品の役割を立体的に把握できます。どれか一つだけでは見えない違いも、3つの視点を重ねることで判断しやすくなります。

その結果、残すべき商品、育てるべき商品、見直すべき商品が整理され、不良在庫対策にもつなげやすくなります。判断の精度を高めるうえで、複数指標の確認は欠かせません。

分析の目的は集計ではなく次の打ち手を決めること

ABC分析は、表をつくること自体が目的ではありません。分類結果をもとに、仕入れ量を調整する、メニュー構成を見直す、販促対象を決めるなど、次の行動に結びつけることではじめて意味を持ちます。

POSレジの数字は、経営判断の材料として活かしてこそ価値があります。まずは身近な商品分類から始めて、店舗に合った改善サイクルをつくることが、成果につながる第一歩です。

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※(※2)2015年3月~2023年6月時点実績